「戦国のひとびと 二人の秀頼」展はじまりました!

テーマ展示

風薫る5月、港の見える丘公園にはバラの香りが漂います。

大佛次郎記念館では、4月25日より2026年度テーマ展示Ⅰ「戦国のひとびと 二人の秀頼」展を開催しています!(~8月16日まで)
今回は、大佛次郎の最推し「おおらかな桃山びと」が活躍する時代小説、「生きてゐる秀頼(昭和12)」と、
26年後に同じモチーフで書かれた「月の人(後に「月から来た男」と改題)」を中心に紹介しています。

「生きてゐる秀頼」執筆の頃の大佛次郎(1937・昭和12)
「月の人」執筆の頃の大佛次郎(1963・昭和38)

「秀頼」とは、太閤秀吉の忘れ形見、大坂城の若き城主である豊臣秀頼です。
1615年(慶長20)、徳川方との最終決戦である「大坂夏の陣」に敗れ、大坂の城もろとも炎に包まれ自刃して果てたといわれる秀頼が、

「実は生きていた…」

という“秀頼生存伝説”をベースにした作品です。
両作品の面白さは何といっても、歴史的な事実と大佛次郎が創造したロマネスクな部分が織りなす“綾”にあります。

来館者のみなさまを、まずお出迎えしているのは、≪大坂夏の陣図屏風≫(大阪城天守閣所蔵)

の写真パネルです。5月7日の決戦が描かれたこの屏風絵には、真田信繁(幸村)や対する徳川家康など、21人の武将が描き込まれているといいます。

その他、大坂の町を追われる避難民や敗残兵の姿も生々しく、合戦の様子がリアルに描かれています。この大混乱の中、大佛次郎の“二つの秀頼物語”はそれぞれ展開するのです。

展示では、二つの物語の雰囲気を大いに盛り上げる
日本画家・勝田哲(1896-1980)(「生きてゐる秀頼」)と佐多芳郎(1922-1997)(「月の人」)
が描いた連載時の挿絵を、デジタルサイネージで一挙ご紹介しています!

勝田哲「生きてゐる秀頼」第1回 連載挿絵
佐多芳郎「月の人」第218回 連載挿絵

作品の引用とあわせて、ダイナミックに展開する、大佛の「戦国もの」を是非お楽しみください!!

ご来館をお待ちしています!

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