大佛次郎の愛書シリーズ2「愛しの1920′s欧州挿画本」

要入館料

開催終了

「50年を越える歳月の伴侶」と自身が呼ぶように、大佛次郎は学生時代の1920年代より、多くの洋書を講読・収集してきました。現在、当館所蔵の旧蔵洋書は8000冊以上にのぼります。中でも、1920年代のパリを中心に出版された、部数限定の美しい挿画本は、大佛の思い入れ深い品々です。 今回の展示は大佛次郎の旧蔵書を紹介する「愛書シリーズ」第2回目として、これらの挿画本ならびに、大佛が「大いに影響を受けた」と語る愛読書の数々を展示します。挿画本から浮かび上がってくる交友関係や、20世紀フランスの作家アンリ・ド・レニエの作品をめぐって織りなされる、永井荷風、青柳瑞穂、堀口大學らとの交流を明らかにします。

◆主な展示資料

●『世界怪談叢書 怪談仏蘭西篇』モーパッサン、レニエ他 著 青柳瑞穂訳

三岸好太郎装幀 1931年(昭和6)

●『ピエールとリュス』 Pierre et Luce ロマン・ロラン 著

フランス・マセレール挿画  1920年

●『クルランボー』 Clerambaut   ロマン・ロラン 著 1920年

●『詩数篇』Quelques Poèmes   小牧近江 詩

藤田嗣治 挿画 1919年

●「レ・ミゼラブルⅤ」(『ユゴー全集』、小説第9巻)ヴィクトル・ユゴー著

G・ジャニオ 挿画 1891年

関連企画  近隣小学生によるミニ・ビブリオバトル
「大好きな本ってどんな本?」2014.6.1.(日)大佛次郎記念館にて開催決定!
参加費:無料 *応援・見学等は観覧料のみ 参加方法は大佛次郎記念館へお問合せ下さい(5/10〆切)。

展示概要

開催期間
開館時間
4月〜9月 10時〜17時30分(最終入館17時00分)
10月〜3月 10時〜17時00分(最終入館16時30分)
会場
大佛次郎記念館展示室
会場住所
〒231-0862 横浜市中区山手町113
観覧料
高校生以上200円 中学生以下100円
主催
大佛次郎記念館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

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