「昭和のはじめ」は、大正末期の関東大震災で、甚大な被害を受けた横浜にとって、震災復興の時代でもありました。
それは、当時多くの外国人が居住していた山手地区も同様でした。
大佛次郎も山手界隈を詳しく歩き、街やそこに暮らす人々の生活が復興の中で変わっていく様を、「山手の異人町」として現代小説にたびたび描き出しています。
今回、山手の歴史的環境保全のため資料の収集や調査に取り組む地域のNPO法人横浜山手アーカイブスの協力のもと、オーストン邸(山手48番)、J.E.ラフィン邸(山手111番)、山手234番館(山手234番)など、ディレクトリと呼ばれる人名録を手がかりに判明した昭和初期の居住者と、個人のアルバム帖などから取り出した貴重な写真をむすびつけ、紹介しています。
テーマ展示「JAZZが聞こえる 大佛次郎の昭和モダン」と合わせて鑑賞することで、大佛次郎の現代小説の舞台としての山手と、実際に外国人の暮らすリアルな山手が結び付き、重層的にお楽しみいただけます。
イベント概要
- 開催期間
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- 時間
- 4月〜9月 10時〜17時30分(最終入館17時00分)
10月〜3月 10時〜17時00分(最終入館16時30分)
- 会場
- 大佛次郎記念館 1Fロビー
- 会場住所
- 〒231-0862 横浜市中区山手町113
- 料金
- 無料(要観覧料)
- 関連リンク
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