【展示室】ミニ展示「横浜山手のジャンヌさん」
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要入館料
開催終了
本展では、横浜山手でフランス語教師「マダム滋野」として慕われた、滋野ジャンヌ(1896-1968)を取り上げます。
日本人の飛行家滋野清武男爵(通称バロン滋野)の伴侶となり、第一次世界大戦後の1920年(大正9)に夫と共に来日したジャンヌは、夫の没後、フランス語の教師として生計をたて、二人の息子を育てあげました。
1933年(昭和8)頃から日中戦争のはじまる37年(昭和12)頃まで、大佛夫人酉子のフランス語教師をつとめ、晩年には、この横浜山手にある「フランス山」の一角に住まい、日本でその生涯を閉じています。
大佛家とは、夫人のフランス語の教授に留まらず、家族ぐるみのつきあいをしていたことが、書簡や日記からうかがえます。
ジャンヌとその家族のファミリーヒストリーをたどることで、私たちの身近にある日本とフランスの交流の歴史に思いを馳せていただければ幸いです。
■見どころ
①大佛夫妻との家族ぐるみの交友がうかがえる、幼い兄弟から夫妻にあてた書簡や
ジャンヌの死を悼んで大佛次郎が執筆したエッセイ「閉じた扉」の原稿のほか、
滋野一家のファミリーヒストリーがつまった写真や資料など、
1月より新資料を加え、37点を展示しています。
②芸術好きだった息子たちは、兄のジャックはピアニスト、
弟のロジェはドラマー、後に画家として活躍しました。
2階展示室では、弟ロジェがドラムを担当した「ロジェ滋野とザ・シャドウズ」が演奏する2曲を、
カーメン・キャバレロにも例えられた兄ジャックのピアノ曲10曲をBGMとしてお楽しみいただけます。
イベント概要
- 開催期間
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- 時間
- 4月〜9月 10時〜17時30分(最終入館17時00分)
10月〜3月 10時〜17時00分(最終入館16時30分) - 会場
- 大佛次郎記念館 2F展示室
- 会場住所
- 〒231-0862 横浜市中区山手町113
- 料金
- 高校生以上200円 中学生以下無料