「実朝と桜子~大佛次郎が紡いだ武士(もののふ)と雅(みやび)~」

要入館料

開催終了

本展では、作家・大佛次郎(1897-1973)による時代小説『源実朝』と『桜子』を取り上げます。 『源実朝』は、鎌倉幕府三代将軍であり、『金槐和歌集』を遺した実朝の鮮烈な人生を、和歌とともにたどった歴史小説です。大佛次郎は、鎌倉住まいで体感した四季の風物を表現し、史実については同じく鎌倉在住の郷土史家・亀田輝時や歌人・吉野秀雄の協力を得て、実朝が生きた鎌倉を鮮やかに描き出しました。いっぽう、室町時代、応仁の乱で荒廃した京が舞台の『桜子』は、大佛自身が「甘い春の月の世界のもの」と言い表した作品です。桜の木の下で拾われた謎の姫と、足軽の大男・弁慶の心の触れ合いを主軸に、乱世を生きる都人たちの愛憎を情感豊かに描いています。歴史に肉付けした『源実朝』、歴史から想像の翼を広げて紡いだ『桜子』。武士(もののふ)と雅(みやび)が交錯し、史実とフィクションの間に広がる、色彩豊かな大佛次郎の作品世界を紹介します。

※会期中、資料保護のため展示替えを行います。
前期:4月23日(土)~5月29日(日)
中期:5月31日(火)~7月10日(日)
後期:7月12日(火)~8月21日(日)

 

【展示解説】第2土曜日 14:00~約30分 5/14,6/11,7/9,8/13
※8/20 14:30~ 臨時に展示解説を行います

【建物ミニミニトーク】第3土曜日 14:00~約15分 5/21,6/18,7/16,8/20

展示解説、たてものミニ・ミニトーク事前申込 

 

<関連イベントその1 「大佛次郎作品の世界」スライド上映>

大佛次郎は、『源実朝』で鎌倉を、『桜子』で京都・滋賀の情景を描写しました。作品ゆかりの場所や関連資料の画像を大佛次郎の文章と共にお楽しみください。
会場:大佛次郎記念館2階サロン

 

<鎌倉文学館×大佛次郎記念館 入館料相互割引> 
特別展「鎌倉時代黎明 文学で読むはじめてのはじまり」を開催中の鎌倉文学館と連携し、各館の会期中に各展覧会のチケット半券をご提示いただくと、入館料を50円割引します。ぜひご利用ください。

【鎌倉文学館】
特別展「鎌倉時代黎明 文学で読むはじめてのはじまり」
4月16日(土)~7月3日(日)
Tel.0467-23-3911

 

<鎌倉文学館×大佛次郎記念館 配信イベント「展覧会のススメ」> 期間限定公開
各館の学芸員がそれぞれの展覧会の魅力を語り合います。
出演:鎌倉文学館職員・大佛次郎記念館職員
大佛次郎記念館×鎌倉文学館 対談「展覧会のススメ」 – YouTube 公開期間(6月5日から7月3日)

 

※ 新型コロナウィルス感染症の拡大状況によっては、予定を変更する場合がございます。ご来館の前にホームページ等で最新の状況をご確認ください。

大佛次郎『源実朝』(六興出版)
佐多芳郎画≪櫻子≫色紙

展示概要

開催期間
開館時間
4月〜9月 10時〜17時30分(最終入館17時00分)
10月〜3月 10時〜17時00分(最終入館16時30分)
会場
大佛次郎記念館 2Fギャラリー
会場住所
〒231-0862 横浜市中区山手町113
観覧料
高校生以上200円 中学生以下無料
主催
大佛次郎記念館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
協賛
株式会社浦辺設計/大佛次郎研究会/株式会社ポンパドウル/横浜高速鉄道株式会社
関連リンク
鎌倉文学館

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