「写し、写された大佛次郎「文士は必ずカメラを持て」」

要入館料

開催終了

「文士は必ずカメラを持て」が持論だった大佛次郎。旅先、取材、日々の暮らしと、さまざまな場面でカメラを活用し≪写し≫た大佛ですが、新聞雑誌の取材や、写真家の被写体として≪写された≫側でもありました。 本展では初めて写真をテーマとし、同時代の写真家が捉えた大佛次郎と同時に、カメラ愛好家であった大佛がファインダー越しに切り取った世界を紹介します。 【展示予定写真家】木村伊兵衛、島村安彦、竹田梅汀、田村茂、林忠彦、山沢栄子ほか

<第一章 写した、大佛次郎>

「文士は必ずカメラを持て」とエッセイで語り、文士らの愛好家を集めて「鎌倉アマチュア写友会」を結成するほどのカメラ愛好家でした。愛猫などを写して楽しみながら、取材では「絶好のノート」としてカメラを活用した大佛の写真のうち、第一章では、雑誌等のメディアで発表された作品を中心に、大佛自身の文章とともに展示します。

 

<第二章 写された、大佛次郎>

第二章では、木村伊兵衛、山沢栄子、島村安彦、田村茂、林忠彦の5人の写真家による、初公開を含む大佛次郎や酉子夫人の肖像を展示します。また、木村伊兵衛と大佛を繋いだアマチュア写真家・竹田梅汀(たけだ・ばいてい)のエピソードや、林忠彦の写真集に大佛が寄せた序文の原稿(初公開)など、同じ時代を生き、大佛を写した写真家たちとの交流を紹介します。

 

【主な出展資料】

各写真家作品、大佛次郎作品

写真掲載雑誌「ホーム・ライフ」、「アサヒカメラ」、「朝日ジャーナル」、「令女界」ほか

その他資料

大佛次郎愛用ライカⅢf、大佛家アルバム帳 ほか

※資料保護等のため、会期中に一部展示替えを行います。あらかじめご了承ください。

 

【スライドショー上映 大佛次郎のカメラ・アイ】
第Ⅰ期:1月6日(木)~2月27日(日)
2度のフランス旅行の際の写真や大佛次郎の「ねこ写真」、そして古都を写した写真を3本のスライドショーで上映
第Ⅱ期:3月1日(火)~4月17日(日)
読売訪印親善使節団の一員としての印度旅行、菊池寛や久米正雄ら友人たちとの講演旅行、そして酉子夫人とねこを写した写真を3本のスライドショーで上映

 

■市内同時期開催の写真展
あざみ野フォト・アニュアル2022
中井菜央 雪の刻(とき)
横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 視る装置 19~20世紀のカメラの変遷
2022年1月29日[土]– 2月27日[日]
横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室 1、2
開場時間 10:00 – 18:00 会期中無休 入場無料

大佛次郎撮影写真≪海≫ モデル:酉子夫人
島村安彦≪大佛夫妻≫1941年

展示概要

開催期間
開館時間
4月〜9月 10時〜17時30分(最終入館17時00分)
10月〜3月 10時〜17時00分(最終入館16時30分)
会場
大佛次郎記念館 2Fギャラリー
会場住所
〒231-0862 横浜市中区山手町113
観覧料
高校生以上200円 中学生以下無料
主催
大佛次郎記念館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
協賛
株式会社浦辺設計/株式会社ポンパドウル/横浜高速鉄道株式会社
協力
横浜市民ギャラリーあざみ野

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