大佛次郎記念館40周年記念「大佛次郎記念館の40年 1978-2018」
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要入館料
開催終了
大佛次郎(本名・野尻清彦)は1897 年(明治30)、現在の横浜市中区に生まれました。その文学活動の幅は広く、大人気を博した「鞍馬天狗」や「赤穂浪士」、開化期の横浜が舞台の「霧笛」、ノンフィクションの「パリ燃ゆ」、エッセイ、戯曲、そして幕末から明治維新期の日本人を描いた「天皇の世紀」と、代表作だけでも多様なジャンルにおよびました。
大佛の没後5年を経た1978 年(昭和 53)大佛次郎記念館は、大佛次郎の業績と生涯を紹介する文学館として、横浜港を臨む港の見える丘公園のフランス山の一角に開館しました。
当館は、今年で開館40年を迎えます。本展示では大佛次郎が日本文学史に残した足跡とともに、記念館40 年の歴史を、記念館所蔵のコレクションとともに紹介します。
第1部 開館当初の大佛次郎記念館とこれまでの展示を紹介
冒頭で紹介する本展示の目玉は、前期(3月15日~5月6日)は「アンパンマン」で有名な、やなせたかし画≪大佛次郎記念館上の鞍馬天狗≫(1978年、横浜市民ギャラリー所蔵)です。記念館の上を飛ぶ白馬にまたがっているのは「鞍馬天狗」、このお顔は…いったい誰でしょう?この答えは、ぜひ記念館にご来場になって見つけてみてくださいね!
そして後期(5月8日~7月8日)は、深代洋の油彩画≪秋色大佛次郎記念館≫(1997年、大佛次郎記念館所蔵)を展示します。
そのほか開館当初の大佛次郎記念館を写真で紹介するとともに、開館からの過去40年間に行なわれた展示をダイジェストで紹介します。
第2部 友人の漫画家・横山隆一の描いた≪大佛次郎作品道中図絵≫
大佛次郎と親交のあった漫画家・横山隆一の作品≪大佛次郎作品道中図絵≫(全長9.3メートル)は、野尻清彦(大佛次郎の本名)が横浜に誕生してからの人生が、大佛作品のイメージとともに絵巻物として描かれています。作家「大佛次郎」のペンネームの由来、「鞍馬天狗」、「パリ燃ゆ」、そしてライフワークとなった「天皇の世紀」まで、大佛次郎の生涯を写真や資料を交えて紹介します。
資料保護のため、絵巻物は部分的に展示し、複製とともに全体をご紹介します。また、会期中に展示範囲替えを行ないます。
(オリジナルの絵巻物は、3期に分けて展示予定)前期:3月15日~4月23日、中期:4月25日~5月27日、後期:5月29日~7月8日
!!その他40周年イベントも盛りだくさんです!!
ミニ・トーク〈大佛次郎記念館~建物の魅力発見〉
毎月第3土曜日(3/17、4/21、5/19、6/16)14:00~14:30
展示概要
- 開催期間
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- 開館時間
- 4月〜9月 10時〜17時30分(最終入館17時00分)
10月〜3月 10時〜17時00分(最終入館16時30分) - 会場
- 大佛次郎記念館 2Fギャラリー
- 会場住所
- 〒231-0862 横浜市中区山手町113
- 観覧料
- 高校生以上200円 中学生以下無料
- 主催
- 大佛次郎記念館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
- 協賛
- 株式会社浦辺設計/株式会社ポンパドウル/横浜高速鉄道株式会社/大佛次郎研究会