戦国のひとびと 二人の秀頼
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後期展が始まりました!
アジサイもきれいに咲いています。(木々の向こうに見えているのが記念館です!)

今回は後期展示の見どころと関連イベントをご案内します!
大佛次郎「月の人」の挿絵を担当したのは日本画家、佐多芳郎(さた・よしろう1922-1997)。

佐多芳郎は、安田靫彦に師事し、歴史画を学んだ日本画家です。
1951年(昭和26) 29歳のときに初めて大佛次郎(当時54歳)と出会い、
読売新聞連載の時代小説「四十八人目の男」の挿絵を担当しました。
それ以後、取材旅行にも同行するなど親交を深め、約40年間にわたり、
「桜子」「月の人」「炎の柱」をはじめとする多くの大佛作品に、
挿絵や口絵を提供し、装幀を手がけました。
こちらが、後期から展示されている≪櫻子≫と≪燈(ともしび)≫です。

大佛次郎「櫻子」は応仁の乱(1467-77)を舞台にした時代小説で、
「月の人」「生きてゐる秀頼」の舞台である江戸時代初めの慶長年間からは、
140年ほどさかのぼる時代背景です。
ではなぜ今回「櫻子」を展示するかというと、大佛次郎が二作品を対比して、
「櫻子」は「春の月の世界のもの」、いっぽう「月の人」は「夏から秋の月の領域のもの」と、
「あとがき」に記しているからです。
両作品ともに「月」が登場しますが、「櫻子」は春のおぼろ月、
「月の人」は儚くも、もっと透明で、冷たさを感じるイメージでしょうか。

連載300回にわたり、挿絵を担当した佐多芳郎氏は、はたして、
大佛作品に、どんな印象をお持ちだったでしょうか。
そんな作品制作にまつわるお話も、伺えるかもしれません!
来る、7月4日(土)18:30~、ご子息である佐多芳彦氏(立正大学文学研究科史学専攻教授)
を講師にお招きし講演会を開催します。
佐多芳彦氏は「豊臣兄弟!」他、多くのNHK大河ドラマで風俗考証を手掛ける、有職故実の専門家。
今回、はじめて、日本画家の父・佐多芳郎とその作品について語ります。
閉館後の当館サロンでゆったりと佐多先生のお話を聴くだけでなく、参加者限定で
佐多芳郎筆≪浮舟≫[二曲一隻屏風、140.0×213.0cm]をご覧いただきます。
≪浮舟≫は、月の夜、匂宮と浮舟が小舟で宇治川に漕ぎ出す「源氏物語」の一場面が描かれています。
学校の教科書や便覧でご覧になっている方も多いかもしれません。
NYのメトロポリタン美術館での展覧会以来、約7年ぶりの展示となります!
港を望むサロンと、夜の和室での贅沢なひととき。
みなさま、ふるってご参加下さい。詳しくは↓↓↓
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