【愛蔵品コーナー】「大佛次郎『大楠公』の挿絵画家・荒井寛方とインド」
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開催中の愛蔵品コーナー展示「大佛次郎『大楠公』の挿絵画家・荒井寛方とインド」について、展示している挿絵とともに物語の場面を紹介しています。
今回は、展示第2期の後篇記事として、「六波羅」第8回と第13回を紹介します! ★前篇はこちら
第8回の挿絵では、牛車が描かれています。どのような場面なのでしょう。

仲間が次々と夜討ちに遭う中、我が身の行く末を察し、妻子を寺に匿(かくま)う決断を下す俊基。彼女たちを乗せた牛車を見送ることはせず、重く響く車輪の音を聞きながら、ひとり庭先で涙を流します。果たして俊基の運命はいかに?
そして第13回。俊基との悲しい別れから時が経ち、床に臥せる北の方のもとに現れたのは・・・

そう、今生(こんじょう)の別れを覚悟したはずの俊基です。一度は捕らえられた俊基でしたが、島流しとなった質朝とは異なり、極刑を逃れ奇跡的に妻子のもとへ戻ることが出来ました。見つめ合う二人の姿から、言いようのない感情の発露が伝わる、感動的なシーンです。
生きる希望を見失っていた俊基は、妻子との再会を果たしたことで「楠木兵衛」という一筋の光を思い出し、物語は再び動き始めます。
このように第2期では、物語前半のドラマチックな場面が並んでいます。
ブログでは、今後も展示替えの都度、内容を紹介してまいります。お楽しみに!
★荒井寛方・画「大楠公」挿絵原画 当館データベースにて公開中!
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