【和室・会議室の利用事例紹介】花屋務 室礼品展
利用者紹介

大佛次郎記念館には、お茶室としてご利用いただける和室と、定員20名の会議室があります。
今回は、2025年4月18日~20日に開催した、初利用の花屋務「室礼品展」の様子を紹介します。

「室礼」(しつらい)とは、花屋務の橋本冠斗(はしもとかぶと)さんによると「道具や花、調度品などで季節を表すこと、神様を迎え入れるための相応しい場として整えること、祈りの形として表すこと、など」という意味なのでそうです。
茶道でも、お茶席の空間を整えることをしつらいと言いますが、こちらが元々の語源なのかもしれません。
今回の「室礼品展」では、春夏秋冬の節季を表現した作品が多数展示されています。

こちらは、菖蒲兜。「菖蒲」(しょうぶ)は、「尚武」に繋がるということで、5月の男の子の節句にふさわしい花となったそうです。

蓬の葉を散らした函のしつらい。

機織りの時に使う道具「杼」(ひ)を船に見立てた作品。織姫さまの所まで、銀河を渡っていくのでしょうか。


和室の中で、折々の節季のしつらいをおたのしみいただける素敵な展示会でした。
和室は、このような展示会にもご利用いただく事が可能です。
大佛次郎の施設貸出については、こちらをご覧ください。