「大佛次郎 美術の楽しみ―大佛次郎記念館コレクションより」

要入館料

開催終了

大佛次郎(1897~1973)が愛蔵していた美術品のうち、当館収蔵品の一部をご紹大佛は東京帝国大学在学中の1919年(大正8)、雑誌『中央美術』にフランス語から翻訳した記事「アマン=ジャンの芸術」を掲載するなど、早くから美術に高い関心を寄せていました。 1924年(大正13)以降、「鞍馬天狗」シリーズを新聞・雑誌に連載するようになって作家としての地位を確立すると、挿絵画家たちとの交友が生まれました。大佛は彼らの作品や、いつの頃からか古今の美術作品を手元に置くようになります。 酉子夫人(本名・野尻登里)が茶道をたしなんでいたこともあって、風炉先屏風や茶碗もコレクションしましたが、いずれの美術品も生活を楽しむために飾られ、使われていました。 本展では、美術品や画家たちと大佛次郎の関係性に焦点を当て、当館所蔵の美術品を展示します。 また、NPO法人 美術保存修復センター横浜の「絵画修復プロジェクト」によって、19世紀末から20世紀初めに活躍したフランスの画家ポール・ルヌアールの銅版画5点が蘇りました。第3章では作品展示と同時に「画家の思い継承を目指して-時を超えて伝える―絵画修復プロジェクト」をご紹介します。

尾形光琳《竹梅図屏風》複製品※

※本展では複製資料を展示します。大佛家旧蔵の《竹梅図屏風》は重要文化財に指定され、東京国立博物館が所蔵。(2023年1月2日~2月19日に東京国立博物館にて展示公開)

 

 

長谷川春子《笛を吹く男(笛吹き)》1929年

 

今泉俊次《横浜山手ニテ》1920年代

 

 

 

【展示内容(予定)】

第1章「古きも新しきも」

*尾形光琳《竹梅図屏風》複製品

伝海北友松《布袋》 ~2/26

長谷川路可の日本画(第九回新興大和絵展出品作)1929年

4期に分けて1点ずつ展示

①≪春苑≫1/6~1/29

②≪虹≫1/31~2/26

③ ≪時雨≫2/28~3/19

≪浜風≫3/21~4/16

*佐多芳郎《琵琶法師》 1967年  (展示:2/28以降)

 

第2章「友情の跡かた」

*長谷川春子《笛を吹く男(笛吹き)》1929年

*長谷川春子《黒き巴里女》1931年

*今泉俊次《横浜山手にて》1920年代

*今泉俊次《る・すべにーる》

*塩見暉夫《大佛夫人像》1931年

*塩見暉夫《大森義太郎像》1940年

*有岡一郎《大佛次郎像》1934年 ☆サロンにて展示

*佐藤敬《婦人像(佐藤美子)》1946年

*後藤俊太郎《大佛次郎の像》 (彫像、レプリカ) 1955年 ☆サロンにて展示

 

第3章「ポール・ルヌアール版画と修復」

*ポール・ルヌアールの版画5点

《ラボリ弁護士の一連のしぐさ》(3点組)1899年 (展示:1/6~1/29)

《「フロンド」紙》1899年 (展示:1/31~2/26)

《伸び上がる猫》1907年 (展示:2/28~4/16)

 

【展示解説※】第2土曜日14:00~約30分  1/14*、2/11、3/11、4/8

*は当館特任研究員、その他の日程は当館スタッフによる解説

【たてものミニ・ミニトーク※】第3土曜日14:00~約15分  1/21、2/18、3/18、4/15

※展示解説、たてものミニ・ミニトークは事前申込制

 

 

動画

展示解説①
展示解説②

展示概要

開催期間
開館時間
4月〜9月 10時〜17時30分(最終入館17時00分)
10月〜3月 10時〜17時00分(最終入館16時30分)
会場
大佛次郎記念館 2Fギャラリー
会場住所
〒231-0862 横浜市中区山手町113
観覧料
高校生以上200円 中学生以下無料
協賛
株式会社浦辺設計/大佛次郎研究会/株式会社ポンパドウル/横浜高速鉄道株式会社
関連リンク
横浜[出前]美術館 「アートでめぐる横浜の街―中区編―」

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